リモカマガジン第22号


「うそっ?ウチの子の体重、重すぎ?!」正しく知ろう!ペットの健康体重/意外と白熱?!ワンニャンと室内でできる運動

  ぽっちゃり猫
 遠くで春の足音がきこえるような時期になりました。春というと、秋冬に蓄えた栄養をつかってぐぐっと成長する季節。しかし、少し蓄えすぎてしまった方、ペットたちもいるのではないでしょうか。春に向けて、一度リセットしちゃいましょう♪



*〜*〜* 目次 *〜*〜*

特集……「うそっ?ウチの子の体重、重すぎ?!」正しく知ろう!ペットの健康体重
特集……意外と白熱?!ワンニャンと室内でできる運動




 

≪特集≫ 「うそっ?ウチの子の体重、重すぎ?!」正しく知ろう!ペットの健康体重


BCSで体型をチェック
 愛犬・愛猫を肥満症にしないためには、適正な状態を知り、日頃からチェックしておくことが大切です。毎日体重を量ると、見落としてしまいがちな小さな変化に気づきやすくなります。種類ごとの適正体重よりも10〜15%重くなると肥満傾向にあるとされています。しかし、適正体重は1頭1頭異なるため、体型から判断し、把握しておくとよいでしょう。適正な体型の目安としては、「ボディ・コンディション・スコア(BCS)」が参考になります。

BCS1 BCS2 BCS3 BCS4 BCS5
フード フード フード フード フード
肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。 肋骨が容易に触れる。 過剰な脂肪の沈着なしに、肋骨が触れる。 脂肪の沈着はやや多いが、肋骨は触れる。 厚い脂肪におおわれて肋骨が容易に触れない。
フード フード フード フード フード
肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。 肋骨が容易に触れる。 肋骨は触れるが、見ることはできない。 肋骨の上に脂肪がわずかに沈着するが、肋骨は容易に触れる。 肋骨や背骨は厚い脂肪におおわれて容易に触れない。

【BCS測定のポイント】
(1).横からウエストのくびれを確認し、上から腰のくびれを目で見て確認します。
(2).肋骨や腰骨のあたりをなでて、骨の突起が手にうっすら感じるかを調べます。(長毛の場合は、毛の下に手を差し込んで触る)
(3).ウエスト部分を触って、くびれの様子をチェックします。

定期検査
 動物病院で、定期的に検査をしてもらうことも大切です。素人目には何の変哲もない変化であっても、獣医さんは見逃しません。

食べ物の管理
 食べ物の管理をすることがダイエット・体重管理の基本的な方法として有名ですが、次のようなことに注意する必要があります。まず、長期的なダイエットを目指すこと。急激なダイエットは、愛犬・愛猫の健康を損なうおそれがあります。次に、必要な栄養素が確保されること。ただ、量を減らしてしまうのでは、栄養が偏って、健康に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。それから、つい見落としがちなのが、間食を含めて1日の総食事量を管理すること。「なかなか痩せないなぁ・・・」と思っていたら、家族の他の人間がおやつをたくさんあげていた!!!なんてことをよく聞きます。家族内で統一して、食事量を管理していく必要があります。
 また、食事をとることにより消化吸収のためのエネルギーロスが発生します。従って食事回数は多いほうが脂肪の蓄積をへらすことができます。そこで可能な範囲で1日の給与回数を2回〜4回に増やすのもおすすめです。

まとめ
 ここまで、ワン・ニャンの健康管理に必要な知識について、お伝えしてきました。ただし、1頭1頭、持病の有無などによって状況・状態が異なる可能性があります。ですから、ダイエット・体重管理等を行う場合は、必ず獣医師の指導の下に行うようにしましょうね



≪特集≫ 意外と白熱?!ワンニャンと室内でできる運動グッズ

  猫とかくれんぼ
   
 皆様のワンちゃん・ネコちゃんは、いかがでしたか?健康な体型でしたでしょうか・・・?
健康のためを考えると、毎日運動させてあげたいけれど、仕事や家事でなかなか時間がとれないって方もいると思います。そんな方のために、室内でできる運動を、手軽さ別に分類してまとめてみました♪

【楽チン度:☆☆★】
<かくれんぼ&鬼ごっこ>
 ワン・ニャンが熱中してしまうと非常に体力を要しますが、その分喜んでくれていること間違いなし!犬の場合は、「待て」→「よし」や、「おいで」などの声をかけるのがスタートの合図です。見つかったら、たくさん褒めてあげましょう。猫の場合は、イラストのようにちらっと壁から顔を出して、興味をもたせます。近寄ってきたら、逃げたり追いかけたりして、鬼ごっこ遊びをするのもいいかも!

  犬とおもちゃ
   
【楽チン度:☆★★】
<おもちゃで遊ぶ>
 犬の場合、ロープを引っ張りあったり、おもちゃを取り合ったりして遊びます。どんなに頑張ってもおもちゃがとれない状況だと、ストレスを感じやすいので、たまにわざと負けてあげましょう♪また、猫の場合は、言わずと知れた猫じゃらしやボールなどで遊びます。猫じゃらしは、ずっと振っている必要があり、壊されやすいため、腕が疲れにくい形状、頑丈な形状などを考慮して選ぶとよいようです。
ワン・ニャンがいつまでも遊びたくなってしまう、お気に入りのおもちゃを探せるととてもよいですね。

【楽チン度:★★★】
<おもちゃで遊ぶ(便利グッズ)>
 「たっぷり遊んであげたいけど、時間がなくてどうしよう・・・」という方には、便利なおもちゃもあるんです!例えば、犬の場合、自動ボール投げ機「iFetch」、猫の場合は、自動猫じゃらし機「twitch」などがあります。スイッチを入れてしまえば、ワン・ニャンが大好きなおもちゃと自動で遊び続けることができます。
他にも、レーザーポインターの代わりにネズミ型を投影するLEDライト「LEDにゃんだろー光線」のように、お手軽に一緒に遊べるおもちゃもあります♪

ペットの健康のためといいつつも、ペットが熱中して遊ぶ姿は飼い主にとって至福の宝物。本当は、自分のためだったりするかもしれませんね(*^-^*)



編集後記

 
   
 
 
ペットの食べている姿や、「もっとちょーだい」とおねだりしてくる姿って、とても可愛いですよね〜(*^-^*)でも、健康のことを考えると心を鬼にしなければなりません・・・。時には、「もっと食べさせてあげたいのに我慢しているんだからね!」という気持ちをうちの犬にも理解してほしいものです(´-ω-`)   (編集部員 リカより)



↓↓↓かわいいくって役立つペット情報満載☆ リモカSNSはこちら↓↓↓
  


※メルマガの掲載内容は2015年02月20日現在のものです。詳細は各施設やメーカーに直接お問い合わせ下さい。
※個々のペットの健康状態については獣医師とご相談ください。



=== 発 行 元 ===

 中央システム技研株式会社 リモカマガジン編集部