リモカマガジン第25号

【行楽特集】ペットと安全にドライブするには??/行楽シーズンも普段もOK!お役立ちグッズ

  犬と桜
 春風が心地よく、行楽シーズン真っ只中。ペットと遠出して、楽しい思い出を作ろうと考える方もいらっしゃるでしょう。
 でも、ちょっと待ってください。ドライブ中のペットは本当に安全な状態でしょうか。実は、ドライブ中に万が一事故が起こってしまったら、真っ先に危険なのはペットなのです。



*〜*〜* 目次 *〜*〜*

特集……ペットと安全にドライブするには??
特集……行楽シーズンも普段もOK!お役立ちグッズ




 

≪特集≫ ペットと安全にドライブするには??

  犬と桜
   
 遭いたくなくても、もしかしたら遭ってしまうかもしれない交通事故。そんなとき、ペットが一緒に乗っていたらどうなるか考えたことはありますか。
 そして、もしペットが車内を自由に歩き回れるようにしていたらどうなるのでしょうか。

犬や猫は人よりも身体能力が高いから、軽い怪我で済む??

いいえ、決してそんなことはありません。
大怪我では済まないかもしれないのです。


 ADAC(ドイツ自動車連盟)が行った車衝突テストでは、とても衝撃的な結果が得られました。ペットのドライブ用に販売されている安全グッズは、必ずしも安全ではなかったのです。
 このテストでは、時速50kmで走る車が、一番事故の被害が大きいといわれる「正面衝突」をしたとき、中にいるペットがどのような衝撃を受けるかということを調べています。

  繋がれていない犬
  後部座席の後ろにいたダミーが投げ出され、運転手の頭をかすめてフロントガラスに衝突。
自由に動き回れる場合
 ダミー(22kg)は後部座席から勢い良く前方へ飛び出し、運転者席のヘッドレストと運転者の頭をかすめた後、体重の25倍の力でフロントガラスに直撃します。投げ出されたペットが危険であるのは言うまでもなく、同乗者も危険にさらします。22kgの25倍となると、500kgの力が加わることになるため、ペットも人も、致命傷を負うおそれが十分にあります。



  ベルトをした犬
  ペットが前に投げ出される力に耐えきれず、金具が破損。ペットはそのまま前の座席に衝突。
ペット用シートベルトの場合
 ADACのテストで使われた一般的なペット用シートベルトは、事故の衝撃で金具が破損してしまいました。時速50kmでぶつかった場合、後部座席から前方の座席背もたれ部分に体重の25倍の力で叩きつけられてしまうことになります。ハーネスと車のシートベルトの留め金をつなぐタイプのものをよく見かけますが、弱い部品が一部でも使われていると致命的です。ペット用シートベルト、ハーネス共に、金具がしっかりしたものを選ぶとよいでしょう。
 また、ペット用シートベルトを「首輪」にとりつけると、ちょっとした急ブレーキでもペットの首を絞めつけてしまうおそれがあります。怪我の原因となるため、首輪でのシートベルト使用は、できるだけ控えた方がよさそうです。


  キャリーを座席の上に置く
  事故の衝撃でキャリーが破損し、ペットはドアを突き破って前の座席に衝突。
キャリーの場合
 体重4kgのダミーをキャリーの中に入れ、後部座席の上に置いてシートベルトで固定したテストでは、キャリーの扉を突き破って助手席背もたれに激突してしまいました。体重4kgの子にかかる衝撃は、体重の25倍である100kgです。一見するとキャリーがしっかりと固定されて安全そうに見えるこの方法ですが、時速100kmで座席がぶつかってくるようなものだと考えると、安全には程遠いですよね。


  キャリーを横向きに後部座席の足元に置く
  ペットは、キャリーの壁にぶつかる程度で、受ける衝撃は比較的少なくて済む。
最も安全なのは「後部座席の足元にキャリー横向き」
 ボックスを横向きに置くことにより、中のペットの体も進行方向に対して横向きになります。前から受けた衝突の衝撃は、体の側面に分散され、事故による負傷の度合いが最も軽くなるのだそうです。
 とはいえ、大型犬となると座席下にキャリーは入りません。その場合は、後部座席の後ろに、横向きに置き、キャリーが動かないようにしっかりと固定してあげると、衝撃に強くなるそうです。


まとめ
 今回ご紹介したように「後部座席足元、キャリー横向き」という方法は、万が一のときにペットの安全を守ってくれるでしょう。しかし、長時間の移動をする場合は非常にストレスになりやすいため、こまめに休憩をとり、外に出してあげて下さいね。
 また、なかなかキャリーに入りたがらない、それどころか車が苦手だという子もいることでしょう。そんな子は、ドライブに行く前々から、慣らしてあげることが必要です。車を停めた状態で、2〜3分くらいから大人しく車に乗ることを教え、徐々に時間を伸ばしていきます。その後慣れてきたら、エンジンをかけた状態に慣らし、大丈夫なら車を動かしてみるというように、ステップを踏んであげるとよいでしょう。



≪特集≫ 行楽シーズンも普段もOK!お役立ちグッズ

  アンカー
   
k9 アンカー
 マナーとして、ペットを自由に動けるようにするときは、リードをつけておくのが常識です。しかし、両手がふさがっていると困る、ちょっとどこかに繋いでおきたいってときもありますよね。ただ、なかなか外出先ではすぐに係留場所が見つからないものです。そんなときオススメなのが、持ち運びしやすいアンカー(重り)です。9kgのこのアンカーは、女性でも持ち運びやすい重さと形状。大型犬の子や活発な子など、重さが足りない場合は同じ商品を重ねて使えるようになっています。

  カウベル
   
鈴・カウベル
 「ちょっと目を離した隙に脱走してる!!」なんてことが起きないよう、音の出る鈴やカウベルをつけておくと安心です。アイアンバロン(R)のカウベルは、しっかりと音が聞こえる上に、音を出したくないときには消音ケースで鳴らなくすることができるという優れもの。普段の散歩中でも、前から来る人に犬がいることに気づいてもらいやすいため、おすすめです。(ただし、大きさは大きな子向けとなります。)


  アニモアロマ
   
アニモアロマ ドライブ用(犬用)
 車で遠出したいけど、車酔いで全く車に乗っていられない子もいますよね。そんな子には、ドライブ用アロマオイルがおすすめです。さわやかで甘く落ち着いた香りが、ドライブ中のわんちゃんの不安や緊張を和らげてくれます。別売りの専用キーホルダーにアロマを垂らしてワンちゃんの首に下げると、ほんのりと柔らかい香りが包み込み、とてもさわやかで良いですよ。

 他にも、お散歩用やお休み用などいろいろなアロマオイルがあります。
 アニモアロマについて、詳しくはこちら≫




編集後記

 
   
 
 
だいぶ暖かくなったので、お花見にピクニック、お散歩など、どこに行こうかな〜と考えています。外に行くことを考えるだけで、ウキウキと気分が明るくなるのは、春ならではですよね♪外出がとっても楽しみです(*^-^*)   (編集部員 リカより)



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 中央システム技研株式会社 リモカマガジン編集部