リモカマガジン第31号

犬のてんかん/リモカの仕事

  柴犬
雨と共に夏の暑さも一気に和らいで、すっかり涼しくなりましたね。
降ったり晴れたりと不安定な天気が続いていますが、こういう日は差し込んだ陽の中に虹が見られたりするんですよ。
さて、今回はみまもりカメラリモカが、ただ見守るだけではなくなるというお話。じつはリモカは犬のてんかん治療にも役に立つ製品も開発中です。



*〜*〜* 目次 *〜*〜*

特集1……犬のてんかん
特集2……リモカの仕事




 

≪特集≫ 犬のてんかん

  柴犬
   
◆てんかんとは
てんかんとは脳の神経細胞に突然発生する激しい電気的な興奮により身体がコントロールを失う発作を繰り返す、脳の病気。
電気信号がショートしている部位によって発作の種類は様々ですが同じ種類の発作を繰り返すことが多く、たいていは数十秒から数分以内の短時間で自然と収まります。

◆犬のてんかん
発作にも様々な種類がありますが、犬によく見られる発作は以下の通りです。

・突然意識を失う
・四肢を硬直させ口から泡を吹く
・足をばたつかせる
・奇声を上げる
・激しいけいれん

犬は症状を獣医さんに伝えることができないので、飼い主さんができる限り正確に認識することが必要です。そのためには冷静に犬を見ることが大切。
愛犬が突然こんな風になったらびっくりして不安になるかと思いますが、予め知っておくことでより冷静な対応ができるかもしれません。

◆発作の対応
全身けいれんを起こしているときは意識がないので、身体を押さえつけたりゆすったりするのは危険です。心配かとは思いますが静かに見守りましょう。また近くに危険なものがないか確認してください。
そして落ち着いて発作の症状を観察してください。発作を起こす前は何をしていたか、発作中意識はあるか、どれくらい発作が続いたか、発作後の状態はどうか――獣医さんが診断をするのに重要なデータを、可能な限りメモに残しておきましょう。
ただし、けいれんが10分以上続いたり、24時間以内に複数回発作を起こす場合は速やかに病院に連れていきましょう。重積状態と言って命にかかわる状態なのです。
最近犬用の良いてんかん薬もでてきました。症状を正確に把握し上手にコントロールしていくことが一番重要です。



≪特集≫ リモカの仕事

  リモカ
   
てんかんは悪化すると死に至る病であるため、発作の頻度や状況にあわせて投薬による発作のコントロールが重要です。
そのためには飼い主が発作の頻度、症状、状況などを知る必要があるのですが、発作はいつ起きるかわからず1分足らずで収まってしまうことが多いため、正確に把握するのは難しい状況でした。

「飼い主の見ていない状況」で、「犬の異常を検知」して、「飼い主に知らせ」て、「犬の様子を録画」できる……そんな便利なアイテムがあれば良いのに……

そんな声を受け、リモカは麻布大学と共同でてんかんモニター(リモカEPシステム)の開発を行っています。


◆リモカEPシステム
犬に加速度計を取り付けデータを常時解析することで、てんかんの発作を検知します。
発作を検知するとすぐにスマートフォンにお知らせし、スマートフォンから自宅のカメラで犬の様子を確認することができます。
さらに発作発生の日時・頻度発作時の録画データも残せるので獣医さんがより精度の高い診断・治療を行うことができます。
発作の通知機能・ライブ映像の確認ができることにより、1日に3回以上発作が起きる、10分以上発作が収まらないといった愛犬の重積状態にすぐに気付くことができ、深刻な発作の早期発見に繋がるのです。

EPシステム

※加速度計による犬用てんかん判別アルゴリズムは、麻布大学が特許申請を行っているてんかん発作解析法を利用しています。



編集後記

 
   
 
 
ペットのみまもりカメラリモカ。録画、声かけ、メール通知など便利な機能を備えたリモカはペットの留守番を見守るだけでなく、その高い技術力で医療の現場でも犬と飼い主さんの幸せを支援していきます。
(編集部員 リカより)



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※メルマガの掲載内容は2015年09月17日現在のものです。
※個々のペットの健康状態については獣医師とご相談ください。



=== 発 行 元 ===

 中央システム技研株式会社 リモカマガジン編集部